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2017/06/29 13:57
火事と喧嘩は江戸の華、なんてことを申しますが、
「江戸の粋」は、何かと「クレストな感じ」と受け止めています。
この「クレスト的」を今風にできないかと作ったのが「火消シリーズ」です。
ブログはデザイン担当のKINANOKIがお届けいたします。
江戸の火消には隅田川の西側担当の「いろは四十八組」と、東側深川本所あたりを担当した「深川本所十六組」、
そして「町火消」と「大名火消」があったとのこと。
「本所深川」などというと、「鬼平犯科帳」の「本所深川の銕」を思い出すわ。
人が多く流入し、乾燥しがちなお江戸は、度重なる火事に悩まされました。
泰平の世ですから、火事は平和な中のオオゴトだったことでしょう。
何しろ日本の家なんざ紙と木で出来てんだから、燃え始めると燃える燃える。
万年財政難に悩まされていた幕府にとっても火事から受ける打撃は大問題で、
対策は急がれるところのものだったのです。
米将軍で知られる吉宗は大岡越前守忠相と話し合って、町火消の編成に乗り出しました。
ってか、見てないので「乗り出したらしい」かにゃ。
防災費は町人側が負担するってな感じでしたので、
今の村々の消防団の在り方は、この流れを汲んだものと想像できますですな。
このほかに大名火消なども作られました。
華々しかったらしいよ。
無報酬で奉仕するのだから、かっこよくないと「よっしゃ、おれが!」とはならないのが常。
もちろん「火消がかっこよく見えるから、身に着けたものが<かっこいい>とイコールになる」といった
流れもあろうとは思いますが、纏にしても法被にしても、単独で「イナセ」なものです。
火消は「ちょーモテた」らしいっす。
日本には、火消や家紋に限らず、洗練された紋章や文様があり、
かといってその力をそのまま借りると、
ともすれば「あら、任侠さん?」だの「へぇ~、ごっついね」となってしまう。
「はう びゅーてぃふる~」も、なんか違う。
あたしゃ「いっつ くーるぅ~」を目指したい。
というところで、作り始めた火消シリーズです。
1か月に一番組毎ラインナップするのを目指しています。
まずは生活にバリッと密着したスマホケースから、お届けします。
KINANOKI